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第13章 　　 　　

　応援席で飛び上がって喜ぶチーム・ジャパン。

　客席どころか各国応援席が総立ちで。

　キス・アンド・クライでは、お爺ちゃんコーチも拳を突き上げ、会場の熱気に乗っていた。

　ヴィヴィの後ろでピョンピョン跳ね、得点を待つチームメイト達。

　ライバルの好演に手離しで喜んでくれている、人の良いヴィヴィアン・リーは、

　他国の選手達と身を乗り出し、日本の旗を振って健闘を称えてくれていた。



　そんな中、ＳＰのみならずＦＳも自己ベストを更新したヴィヴィは、

　もちろん女子シングルのトップを死守し。

　そして、

　チーム・ジャパンを金メダルへと導いた、立役者の一人となったのであった。