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ちょっとオトナの短編集☆
第1章 先生
「だ、誰か居るんですか・・・?」
恐る恐る尋ねる。
すると、さっきよりも少し大きな音がし、棚の影から誰かが出て来た。
「え・・・・先生?」
出て来たのは、支倉先生。
「いや、ごめん ごめん。いきなり人が入って来たからびっくりしてさ。出るタイミングも分かんなかったし」
先生は苦笑する。
「もう。私もびっくりしましたよ」
「本当に悪かったよ」
でも、先生でよかった。
私が安堵の息を吐きかけた時。
――バサッ
またしても物音が。