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第8章 １１年後

「残念でした。社内恋愛じゃなくて秘密の社内結婚です。
それも社内で高根の花と噂の年上の常務秘書と。
・・・・紗江子さん。年下の男でもいい？」

そういって私を抱き寄せる。

「ツカサがいい」
「ん」

ツカサは満足そうに私にキスをする。

「ツカサ。ずっとキスして」
「いつもキスするよ。何度も。何度でも。
あふれるほどのキスを紗江子さんにあげる」

「大人になったのね？」

軽く酔ってクスクス笑えば

「いつまでたっても年下だけどね」

ツカサもそう言って優しく笑った。



ＥＮＤ＊＊＊＊＊