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もしかしたら
第1章 小学校6年
「あの・・一緒に帰ろうか・・」
ちょっとの沈黙。
「うん・・」
帽子を被り教室を出た。
後ろから結衣がついてきた。
なにも喋らず校門に着くと結衣が言った。
「恭吾君と私の家反対方向だね・・」
「あっそか、大橋の家はあっちか~、ほんのちょっとしか一緒にいる時間ないじゃん」
僕は笑ったら、彼女も笑い返してきた。
なんかが、解けた感覚があった。
「もうすぐ卒業だね」
「うん」結衣は下を向いた。
「じゃ~また明日」僕は手を出した。
「また明日」二人の手が重なった。
ちょっとの沈黙。
「うん・・」
帽子を被り教室を出た。
後ろから結衣がついてきた。
なにも喋らず校門に着くと結衣が言った。
「恭吾君と私の家反対方向だね・・」
「あっそか、大橋の家はあっちか~、ほんのちょっとしか一緒にいる時間ないじゃん」
僕は笑ったら、彼女も笑い返してきた。
なんかが、解けた感覚があった。
「もうすぐ卒業だね」
「うん」結衣は下を向いた。
「じゃ~また明日」僕は手を出した。
「また明日」二人の手が重なった。