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第4章 初めて

「じゃあ…僕も今日は行かないや…。」

「えっ！？先輩！？そんな、悪いですよ！」

「でも今日は自由参加だから大丈夫」

そっか…
今日は歌の自主練の日だった。
けど…、。

「それでも…なんだか悪いです、」

「怪我した女の子一人になんてできないよ」

微笑んで言う琉歌先輩に
なぜか胸がきゅっとした。

「ほら、歩けないでしょ？ちゃんと掴まって？」

「はい…すいません。ありがとうございます」