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私を溶かして
第4章 初めて
滅多に怒らない恵が
こんなにイライラしてるのを見たのは
小学生ぶりで。
こんなにしょんぼりしてるのを見たのは…
……この前恵の苺ショートケーキの苺を
恵のお母さんが食べちゃったとき以来だ。
あのときのことを思い出すと、
ついつい笑が溢れる。
「瑠美…ごめん、ほんとに。……瑠美?なんで笑ってるの?」
「この前の恵の苺事件おもいだして。」
恵が呆れたような顔をする。
「俺すっげー心配したし、イラついたし、しかもしょげたのにお前は思い出し笑いかよ!」
冗談っぽく言いながら
私のことをぎゅーっと抱きしめた。
恵の匂いがする…。
すっごく安心する…。
こんなにイライラしてるのを見たのは
小学生ぶりで。
こんなにしょんぼりしてるのを見たのは…
……この前恵の苺ショートケーキの苺を
恵のお母さんが食べちゃったとき以来だ。
あのときのことを思い出すと、
ついつい笑が溢れる。
「瑠美…ごめん、ほんとに。……瑠美?なんで笑ってるの?」
「この前の恵の苺事件おもいだして。」
恵が呆れたような顔をする。
「俺すっげー心配したし、イラついたし、しかもしょげたのにお前は思い出し笑いかよ!」
冗談っぽく言いながら
私のことをぎゅーっと抱きしめた。
恵の匂いがする…。
すっごく安心する…。