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私を溶かして
第4章 初めて
「瑠美…ごめんな…」

泣きそうな顔になりながら
恵が頭を撫でてくれる。

「恵、お部屋行こ?ほら、階段上がろ?」

捻挫は琉歌先輩の処置のおかげで
随分良くなっていて、
階段についている手すりを掴めば
ゆっくり歩くことができた。

そんな私を気遣いながら、
恵が後ろから支える。

「恵、ごめんね」

真っ暗な部屋で電気もつけずに
恵に抱きついた。

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