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ダディisサディスト
第8章 主婦と秘書

「さぁ、座った、座った…
挨拶はそれからだ―――…

あっ、女将…特重四人前頼む。肝吸いの肝…多目で頼む」




「はい、いつも通りですね。かしこまりました。少々お待ちください」




さすがに常連の父は、女将さんと笑って注文する…



また…肝多目って――――…


あんな…グロテスクなの…多目にしないで欲しい…



「小雪さん…眉間にシワが…」



緑川に注意され…私は、ゆっくり表情を戻した―――…



「…さて、二人は薄々気がついていただろうが…

私の新しい奴隷の“ナツ”を紹介したくてな―――…」



ナツは、少し緊張しながら…肩に力を入れた―――…




「社長――――…その様な話は、昼ではなく…仕事が終わった夜でもいいのでは?

これでは、大好きな鰻をお酒で堪能できませんし…」



緑川は、呆れたように父に話し出した…



「ハハハそうだな…昼にこの手の話は、しないからな…まっ…緑川―――…そう、言うな」



父は、お茶を飲みながら…緑川にまぁまぁと…笑って見せた…




「すみません…
私が…昼しか動けないと…山越さんに言ってあったので…」



緑川は、ナツを見て…首をかしげた――――…



「…ナツは、人妻だし…子供もいる…

夜は、旦那と子供の元に返さないと行けないんだ…」



やっぱり――――――…


私は、お茶を飲んだ…




父は、私のあの時の提案を覚えていたし…気にかけてくれてい…


たまたま…かもしれないが…




嬉しかった―――――…



ここのお茶は…ホントに美味い――――――――…



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