この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
噂をすれば恋
第3章 さ
「さ。山口さん行こうか」
スマホの電源をわざわざ切ると、電話なんかなかったかのように
スーツの胸ポケットにしまい込んだ。

いいのかな?
それとも、森川さんも遊びの女がいるタイプ?
いかん。いかん。
先週金子さんと会ってから男をそんな目で見るようになってしまった。

個室に入ると
「一応仕事だけど帰国したばっかりだし金曜日だからいいよね?」
と、ビールで乾杯。
簡単な懐石料理が出始めたところでインタビューを始める。

「今の目標を教えてください」
「うわ。カタイ質問だねぇ~」
「スミマセン」
森川さんが顔を崩して笑うから私も思わず笑う。
「今、1年のほとんどが海外なんだけど
もう少し日本での仕事がしたいかな。まぁ出世すればいいんだけど」
「休日の過ごし方を教えてください」
「あ~。プライベートはノーコメントだよ」

そう言って小さく舌を出す。
すみれの言った通りか。

「では近頃1番嬉しかった事といやだった事は?」
「う~ん。あるけど。これもプライベートだから」

プライベートのノーコメント感は半端ないな。

「では、昔のプライベートの話はいかがですか?」
「昔?」
「学生時代は?」
「あ。運動部でかなり強かったんだ」
「そうなんですか!」
それから少し高校時代の話をして
最後の質問になった。
「最後に一言お願いします」
「これって上司も読むよね?」
「全社員に配布です」
「半分でもいいですから日本勤務にしてください!以上」

あまり彼女に会えないのが寂しいのか
日本にいたいんだ。
以上!と言った後、頭を下げた姿が
なんだかおかしくて笑ってしまう。

「載せときますね~」
「頼むよ。で?もう終わり?」
「少し雑談させてください。その中から載せるかもしれません」

/53ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ