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第5章 オ

金曜日にうす～い、見るからに繊細なレースの下着で出社した。
なんだか仕事中も下着が存在を主張していた。

お昼過ぎに
「今日の会議は何が何でも１８時には終わらせる！
１８時１０分にエントランスな」
とメールが入った。

社内報の編集が終わって
一息ついていたので、１８時に上がる事に問題はない。

でも片づけ始めたところで
加藤さんに
「今日みんなで飲みに行くか」
と、声をかけられたけど、次の瞬間
「あ。今日は金曜日か」
と、納得されて「金子によろしく」
と、肩を叩かれた。

金子さんは基本女性関係はオープンなんだね。
同期にだけかもしれないけど
私自身が「付き合っている」と言えるのか疑問の状態なのに
加藤さんも森川さんも知ってるという事は

金子さんの他の女性の時も同様だったんだろう。

オープンなのって、どーなの。
秘密に不倫しているのもいやだけど
こんなにオープンにしたら
別れるとき気まずくないの？

山梨だから関係ないってことなのかな？