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第13章 翌朝

「南くんは本当に優しい子ですね…私もなにかしてあげられることあるんでしょうか…」

南くんを想うと、胸があったかくなった。




『美織ちゃん…南のこと本当に全く覚えてない？…って、昔だからしょうがないかな』








初対面のはずだった日の夜に感じた愛しさ。
自分でも不思議だった。

それと関係あるの？

私と南くんは、前にも会っていたの？





『南は睡眠が浅くて短いから、もうすぐ起きると思うんだ。起きたら二人に話すよ。南も覚えてなさそうだけど、美織ちゃんのことになるとムキになる自分に戸惑ってるトコロあるしね』




ん〜…

ワカラナイ。