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第23章 嫉妬
アイスコーヒーを飲み終わると、お会計を済ませて圭吾は仕事に戻った。



「美味しかった!ありがとう!」

食器類を片付けながら南くんにお礼を言った。









『…旦那さんと仲良いね。やっぱり…』



さっきの話の続きを話す南くん。
気になるのかな…
なるから聞いてるんだろうけど。




私が何年も心に溜めてたモヤモヤ…
いろんな男性にココロで抱かれている理由。
話して軽蔑されるのが怖い。



『僕が美織さん嫌いになったり軽蔑したりなんて絶対に無いから。悩みがあるなら言ってほしい』


南くんの大きくて冷たい手に、私の手は捕まった。
私を真っ直ぐ見る南くんの目は真剣で、逸らせなかった。





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