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第23章 嫉妬
南くんはアイスコーヒーを準備しながら、小さなパフェも作ってくれた。


『今お客さん他にいないから、旦那さんと一緒に休憩しておいでよ』



南くんがそう言ってくれたから、夫と同じテーブルでパフェをいただいた。




『…美味いな。それに懐かしい』



アイスコーヒーを一口飲んだ圭吾が言った。




「でしょ?南くんが頑張ってくれてるから…」



南くんを褒めていると、圭吾は私の顔をじっと見ていた。



「どうしたの?」



『いや、今日早く仕事終わると思うから、晩御飯はたまには外に食べに行かないか?』




「うん!じゃあ帰ったら出掛ける準備して待ってるから」



圭吾の様子がいつもとちょっと違うことに気付いてはいたけど、気付いてないふりをした。
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