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学園物えっち短編集
第14章 世話焼き修学旅行
朝になってから香菜は少し膨れていた。
「蒼エッチの時意地悪ー!」
「悪かったって…香菜が気持ち良すぎて止まらなかったんだよ」
「でもー!香菜もねぇ!蒼のエッチ意地悪だけど、気持ち良かったー!いっ君より全然気持ち良かったよー?」
俺は香菜の頬を指で摘んだ。
「いっ君の話題はもういい」
「あー!蒼妬いてるー!」
「あーそうだよ!だからあんまり妬かすな」
「ヒャハッ!蒼大好きー///」
帰りの新幹線は行きの新幹線とは違って、気分も状況も変わっていた。
「将の馬鹿ッ!」
「今回は俺だって譲らねーからな!」
…デジャヴかと思った。将と小松さんがそう言い合いをして今回は将が俺達の席にやってきた。
「…今度は何で喧嘩した?」
「蒼!聞いてくれよー!将来結婚したら俺は犬飼いたいって言ったら華織が犬より猫飼うとか言うんだよ!香菜ちゃん蒼の隣り代わってくれよ!」
またそんな先の話でこいつら…。
「やだー!香菜、今日は蒼とラブラブしてたいもん!」
香菜はそう言って俺の腕にギュッと抱きついた。
「また、くだらない事で喧嘩して…なら両方飼えばいいだろ?ほら、席戻れよ」
「あー!そうか!華織ー♪蒼が良い案出してくれた!」
将は席に戻った。
「蒼っ!香菜ね、蒼と結婚したらね!わんちゃん飼いたいー」
「ん?香菜犬好きなんだ?うちでチワワ飼ってるから今度うち来なよ」
「え!?写真見たい!」
香菜に飼ってる犬の写メを見せた。
「やあぁ!可愛いー!絶対行くー!」
今回の修学旅行は良い思い出になった。
そして、香菜とはまだ始まったばかりだ。
*END*