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第15章 始まりは夜這いから

「……もう……エッチしてくれなくていい…ﾋｯｸｯ…」

「は？急に何言ってんだよ？」

「こんなエッチの時にお漏らしするような私にもう好きって言ってくれなくていい！」

「おい、落ち着けって…俺は別に…」

「…私…元々新川の事好きじゃなかったもん！昨日だって本当は白河君と間違えたんだもん！」


そんな事まで言うつもりなかったのに…私はパニックになっていて新川に最低な事を言ってしまった。


「あぁ。そうなんだ…なんかおかしいと思ったけど、それで全部繋がるよな」

「ふぇ……新川…ごめ……」


すると、新川は私にブラを差し出した。


「…服着てみんなの所戻れよ」

「でも…あのね……」

「わりぃ…話したくない……漏らした事とか誰にも言わねぇから安心しろ…」


新川はそう言って、行ってしまった。


最悪だ……。


引かれた上に、もう嫌われて当然だ。


そして……思ってた以上に自分の心は新川の事を好きになっていた事に気付かされた。