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学園物えっち短編集
第15章 始まりは夜這いから




…どっちにしても、私がもし白河君に告白しにいってても断られてたかも。


今日は最終日だけあって、消灯時間が過ぎると同室の美里以外の二人は部屋を出て行った。


私も拓人と約束すれば良かったな…


そう思いながら目を閉じた。


もう半分夢の中に入りかけた時…。


誰かが部屋に入ってきた。


先生かな…?


すると、誰がベッドに入って来た。


「ヒャッ!誰!?」

「シッ!」

「ふグッ…」


口を押さえられる。

あ……この匂い…拓人だぁ///

昨日は全然わからなかったけど、拓人の匂いがわかるようになっていた。


「俺だよ」

「どうしたの?」

「男同士の喘ぎ声聞きたくないしな…今度は俺が夜這いしに来た」

「あ///…でも…美里いるから……えっと…」

「裕也も来てるし…向こうも始めてるみたいだぞ」


よく聞くと、向こうのベッドでコソコソと何かしている声が聞こえる…。


すると、拓人に抱き寄せられた。


「…向こうが気にならないくらい愛してやるからな」

「じゃあ、今夜も一晩中一緒にいられるねっ」


夜這いをする相手を間違えた事から始まった拓人との恋。


まだ始まったばかりです♪


*END*
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