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龍ちゃんの豹変
第10章 龍ちゃんの豹変
「龍ちゃ…っん……あああ…っ…んっ!」

小刻みに揺れる体を龍ちゃんがしっかりと抱きとめてくれた。
大きな波はだんだんと小さくなり、やがて静まっていく。

……二回も……イッちゃった……
これって普通なのかな?
それともやらしいのかな?

不安になって龍ちゃんを見上げると、軽くちゅっ、とキスをされた。
龍ちゃん的には大丈夫みたいだ。

「先にこっち外すな?」

ブラが外され全裸になる。
龍ちゃんも着ていた上着を脱ぎ、上半身だけ裸になった。

龍ちゃん普段何にもしてないくせに、無駄な脂肪とかないんだよねー
何かズルい。

引き締まったお腹や胸を睨んでいると龍ちゃんに笑われた。

だってホントに羨ましいんだもん。

「俺は夏帆の体のが柔らかくて美味しそうで羨ましいけどな」

龍ちゃんが私を仰向けに寝かせながら苦笑いする。
みんな無い物ねだりなのかもしれない。
自分にないものだから求めたくなるのかも。

「……あ…っ、龍ちゃん……?…あ…っ、あっ…」

待って待って待って!
もうそろそろ挿れるもんなんじゃないの?
真田くんと桃花なんて結構早い段階で挿れてたよ?


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