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夏の甘い恋
第3章 なんで・・・?

「どうも。いつも栞がお世話になってます・・・。あれ?いつもの先生じゃないですね?」

あ・・そっか矢沢しか母は知らないんだ


「あ!ママこの先生今日からの新任の先生なの!!!」


「へぇ~新任の先生ね!これから栞がお世話になりますw」


「いえいえ!栞さんはいいこですね!おつかいでお酒を買うなんて・・・」


うわ・・・先生まだ話しちゃあかんやろーー

とか思いながら先生と母の会話を聞いていた



「あ!栞ッもしかして先生に見られたから家まで来てもらったの!?」

「はい!栞さんがお酒を買っていまして・・。さすがに今日から栞さんの教師となる身なので・・少し疑問に思いまして・・
親御さんなら自分で買いに行かれたら・・と注意しに来たつもりなんですが・・



先生の目線の先にはお兄ちゃんが抱いている赤ちゃんを見て話すのをやめ


「やはり今日のところは帰ります!すみません!いきなり伺ったりしてほんとにすみませんでした!」

先生は深くお辞儀をして出ていこうとして

それを止めるように


「先生!1杯やって行きませんか??てか上がってくださいよ!ね?栞」


お兄ちゃんが言葉を発した


私の兄

笑摩
ショウマ

は先生のタメだった


先生は

「いやいや・・さすがになぁ・・。なぁ栞さん?」

私はどちらの方に合わせるか一瞬にして悩んだが

「だよね!お兄ちゃんの意見に賛成!!」

私は先生の顔を満面の笑みで見つめ

「じゃぁ・・お言葉に甘えて・・」


先生は遠慮しながらも
リビングに向かった
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