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ご主人様に愛されたくて… ~セックス島~
第13章 ご主人様との過去。
ドキドキが握り潰されて、更に音が加速する。


声には出せないけど、心の中で何度も

「りゅうき」

と繰り返す。


話を続けない私に、りゅうきが

「亜子、もう帰れ。」

そう言った。

「っえ?え?帰れって…?」

呼び出しといて、帰れってどういう事?


私の心を呼んだのか、

「帰れって、部屋にじゃないからな。
この島から出て、自分の家に帰れって事だからな。」


「えっ?なん…で?」

私の頭は、まとまりがつかない。

「わたっ、私…何かした?
ご主人様の命令以外でセックスした時もあるから?
でも、みんなヤッてるって。
みんな、そうだって。
ご主人様も、認識しながら放置って…」


いやだ、りゅうきの元から離れたくない。
帰りたくない!

震え出す体をりゅうきが、そっと抱き締めてくれる。


突然の優しさが、りゅうきへの想いを強くし始める。

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