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あたかも普通の恋愛小説
第10章 鳥籠アイアンメイデンⅡ
焦らしているのかいないのか、郎太はシャワーを今度はお尻にあてて揉み始めた。取り残されたような疼きは募るばかり。早く触ってほしい。けれど郎太の手は私のお尻を這うばかり。
「ここもきれいにしないと」
「や、そんなとこ…」
郎太の指が肛門の辺りで円を描きシャワーで濯ぐ。
「恥ずかしい。お尻なんて…」
「誰かに触られた?」
「ううん、そんなとこ誰も、」
郎太の指が突然肛門の中にまで力強く侵入してきた。咄嗟に筋肉は締まりそれ以上の侵入を拒むけれど浅い場所をクリクリと刺激されて感じてしまう。
「ゃ あん」
「力ぬいて」
ゆっくりと深まる指が、はじめてを攻める。長い指はどんどん奥へのびてくる。気持ちいいような変な感じがして私は目を閉じる。お尻のなかはどんなふうになっているのか自分ではわからない。ただ言えるのは、お尻を刺激されてさらに前が疼くということ。