この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
あたかも普通の恋愛小説
第17章 第一級エロス検定
三人の魔法使いはしばらく沈黙していた。私は意味がわからないのでやがて誰かが動くまで待機。
しびれを切らして動き出したのはBさん。辺りの糸屑を几帳面に拾いながら、拗ねたように投げやりに言葉を紡いだ。
「女は皆、俺らみたいのはゴミか虫けらくらいにしか思ってない。俺らからしたらそいつらがゴミで虫けらだ」
「気持ち悪い、とか変態だ、とか。勝手に距離をとるから。だから俺たちが女を拒絶した」
……なるほど。女の子と疎遠なタイプというより、冷戦状態がマックスなのね。特定の誰かじゃなく、全面的女子と。
「でもお前は俺たちが今まで見てきた女とは違うんだな」
日常の中で出会っていたらどうかわからないけど。一応仕事上の付き合いで、私には彼らの助けが必要で、なおかつ彼らのセンスや技術はすごい。
「えーと。皆さんのことは尊敬出来るので、できたら一緒にいいお仕事が出来たらと……」
内心テンパってるのか、私は出来たら出来たらと繰り返してる気がする。
「し、仕事は協力する。が、条件が…あるんだな」
「条件、?」
「俺、俺のっ!」
「俺たちの作った下着をつけてみてくれ!」
――ん?
「このカワイイ下着ですか?いいですよ?」
「いいのかよっ?!俺たちの前でその…下着姿を」
「んー。見せるくらいならいいですよ?」
「「「いいのっ!?」」」