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あたかも普通の恋愛小説
第17章 第一級エロス検定


ベッドで眠る郎太に、軽くキスして早朝またシャワーを浴びた。朝食にフレンチトーストとシーザーサラダを作り、郎太の分はラップをして一人でもぐもぐ。たぶん研究で疲れてるんだろうな、昨日私をたっぷり可愛がってくれたからかもしれないけど。。

今日は貞操帯はなし。


「いってきます」


眠っている郎太のほっぺにキスして部屋を出た。朝からすでに気温は高い。ジリジリと日差しが確実に攻撃してくる。自分の会社で雑用を済ませてから本社へ移動すると、いつから待ち構えていたのかラ部の三人が私の登場に鼻息を荒くした。


「遅いよ!来ないかと思ったよ!」

「すいません、おはようございます」

「まぁいいんだな。ちゃんと来てくれたし」


クーラーが利いた室内は汗をかいた体には気持ちいい風を送ってくれる。


「じゃあ早速脱いで!」

「ちょっと汗がひくまで待ってもらえます?」

「汗なんか気にしないから!」


……私が気にするんですが。どうやらお待たせしたせいで三人は気が立ってらっしゃるようで。


「まずは採寸!」


メモリのついたメジャーの紐を手に仁王立ちのAさん。未だに三人の名前を知らないとかいいのかしら。


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