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あたかも普通の恋愛小説
第17章 第一級エロス検定
シャツの上から胸にメジャーを巻かれ、おとなしくしているとBさんが横からダメ出しをしてきた。
「採寸はきちんとやらないとダメだ。服や下着をつけたまま何が計れるっていうんだ!」
「それもそうなんだな」
つまり脱げと……?
一瞬動きが止まった私を見てAさんはメジャーをほどいた。
「嫌ならやめるけど」
それは大嶌様の仕事も蹴るということですよね?
三人がじっと私の返事を待っている。どうしよう。たぶん彼らのクオリティのラブランジェリーは本社でしか作れない。一度アレを見てしまった私には、支店でいくら頑張っても見劣りして見えるだろうし。
「……わかりました、」
私が意を決してごくりと息を飲むと、何故か三人もごくりとのどを鳴らした。