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あたかも普通の恋愛小説
第18章 第二回


「じゃあ、さっそく、ね」


大嶌様に促され服を脱ぐと、大嶌様は下着ではなく私を見ては満足そうに目を細めた。


「綺麗ねぇ。やっぱり若い子は触り心地も違うし」


私の肩や腕をすりすりと撫でて大嶌様は私をベッドに座らせた。シルクのカバーに覆われた大きなベッドは贅沢な光沢とひんやりとした感触。

明かりを少し落としてムーディーな照明が怪しく大嶌様を照らしていた。


下着じゃない。私をみている。にわかに緊張する。

どういうつもりで大嶌様は私を部屋に呼んだんだろう。私は少しでも商品の説明をしようと試みるけれど、ふわふわとくすぐられ思わず身をよじった。


「説明はいいわ、じっくり自分で確かめるからぁ」


大嶌様の細く長い指が下着の上から私をなぞる。


「お、…大嶌様っ」

「ふふ」


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