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斉藤太一です
第11章 夏休み

最後の言葉を読んだ瞬間



僕の瞳から
涙が溢れた




君は


いつも
お化粧をしていたね






そして
あの頃


君は


若く見えるのが
嫌だと言っていたね






ただ
大人ぶって

ただ
肩に力を入れて
生きているんだと
思っていたよ






かすみ



君は


病院へ行く時や
大きなお腹で
出かける時

若いことが
バレてしまうのが

嫌だったのかな






両想い?





そう聞いた時

涙を流すことが
返事だった君は


望まない
妊娠をしていたのかもしれない


いや


相手の人が
望まなかっただけかもしれない





病院には


ひとりで
行っていたのかい?



親は
一緒に行ってくれた?




ひとりで






もしかして
ひとりで

がんばってたのかい?





かすみ





僕は
悔しいよ




どうして



どうして
君を
助けてあげられなかったのか



どうして

君の
辛さを
少しでも
癒してあげられなかったのか・・・




病院に

一緒に
行ってあげたかったよ




産まれた
しずくの話を
聞いてあげたかったよ



君が
若いというだけで
ダメなママだと
周囲に言われてしまうなら


大人の僕が


ずっと
側に



居てあげたかったよ・・・



かすみ












どうしてるの・・
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