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斉藤太一です
第14章 変わらない僕・変わらない君


「それから…


しずくちゃんは

クリーニング屋の
ポスターも
作ってくれたんだよ」




「え?

ポスター?」




「うん

いつでも
かまわないから
今度見においでよ


入口のドアに
貼ってあるから。


店が暇そうだったから
しずくちゃんは
心配してたみたいなんだ



クリーニング屋が
繁盛したら



僕が

しずくを迎えに行くことに
なってたの?」






リラックスしていた
かすみの表情が


少し

固くなった







「おかわり…飲もうか…」







「…はい…」







「お湯、沸かすね」







「斉藤さん…」







「ん?」







「おかわりを
少し飲んだら…



私の話


聞いて下さい…」








「うん



いくらでも。」







そう言って

僕は

湯を沸かした
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