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斉藤太一です
第14章 変わらない僕・変わらない君


部屋に戻ると


かすみが
お弁当を
あっためていた





そして


「お弁当食べたら
しずく
迎えに行くね」


って

電子レンジに
話しかけた





僕は




レンジの代わりに

「うん」

って返事をした








なんとなく



静かな食事に
なってしまった







あまり話さないから

あっという間に
弁当なんて
食べ終わって



最悪だな・・と思った






かすみも


弁当を
食べ終えて


弁当のふたを閉めると







僕は






どうしようもなく


心細くなった














また




ひとりだ。


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