この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
どうぞ、おひとつ召し上がれ。
第1章 グレープフルーツ・マカロン

信号待ちでそっと手をとられて、そのまま私たちは手を繋いで歩いた。
とあるビルの一角にゲームコーナーがあって、ガラス戸を開けるとすぐ目の前にプリクラの機械が1台置いてあった。
何の迷いもなく、彼がプリクラの中へと進む。
私は引かれた手のままに一緒に入る。
大きなカーテンで仕切られた箱の内側は、真っ白で妙に恥ずかしさを煽ってくる。
お金を入れると、画面が点りガイダンスが始まった。
彼は適当に画面を選んでいる。
私はどうしていいかも分からず、ただ少し下がって彼の後姿を見ていた。


やがて、撮影を知らせるアナウンスが始まった。
彼が私のすぐ傍に立つ。
息遣いを感じるほどの距離感に私の身体は、咄嗟にちょっとだけ強張ってしまう。






「緊張しているの?」






耳元で彼が囁く。
髪の間を縫うように、わざと吐息混じりに。
思わぬことに腰がぞわぞわとしてしまう。
/5ページ
エモアイコン:泣けたエモアイコン:キュンとしたエモアイコン:エロかったエモアイコン:驚いたエモアイコン:素敵!エモアイコン:面白いエモアイコン:共感したエモアイコン:なごんだエモアイコン:怖かった
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ