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第52章 体で口説かれる

しばらく沈黙

ジョンが口を開いた

ユイさん、魔性の女ですね。
　
にこっと笑うジョン

魔性・・・？


そう。魔性。
僕とファンとシウさんと。
さらにリョファンさんまで好きにさせるなんて。
魔性の女ってやつですよ。

くすくす笑う

なんか特別なこととかしてないんだけど・・・

なんか困る

だから魔性なんですよ。
なんかしてるわけじゃないっていうから
すごいんですよね。
でも、強力なライバルが増えちゃったなぁ。

苦笑いしながら抱きしめられる

でも、絶対に渡さない。
ユイさんは五年後、
僕の彼女になって
そのまま僕と結婚するんだから。

強い語気でしっかり言う
自分に言い聞かせているようだった


ユイさん、今日休みですよね？
ファンもシウさんも今日は仕事で
邪魔されることはないし
僕とすごしましょう？

いつものように優しく言われる

うん。
どこか行く？
それとものんびりする？

にっこり笑う
ジョンとすごせるから嬉しい

どうしようかな。
そこまで考えてなかった。

考え込むジョン

じゃあ、とりあえず
お茶入れるね。

私はお茶を入れに立った
ファンやシウとすごすより
ジョンと一緒に過ごすのが
一番楽しく思うようになっていた

最近このままジョンと付き合ってみようかとも思う

でも、いろいろ考えると
踏み出せない


外に出るのも疲れるねと言うことで
家で映画を見たりちょっとしたゲームをしたり
のんびり過ごした