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第53章 ユイの秘密(シウSide)

シウｓｉｄｅ


その日の撮影が終わると
女の子に電話をして

ホテルのラウンジで待ち合わせをする

待っていると
時間通りに女性が来た

お待たせしました。
あまり大きな声で話せないので。

と言われ
少し離れたところに座る


自己紹介しますね。
ユアと申します。
雑誌社で働いてます。

頭を下げられる
暗い所で見ると本当にユイさんとよく似ている

韓国の○グループのシウです。


・・・今日、青島に親せきがいるかって聞かれましたよね？
あの、親せきは・・・いません。
シウさんは何でそんなこと聞いたんですか？

まじめな顔をしているのでちゃんと答える


僕の知り合いの女性にすごくよく似てるんです。
顔だけではなくて。
声も似ていて。
だから親せきなのかなと思っただけなんです。


しばらく黙ってうつむいていたユアさんが口を開いた


その女性って、３５歳ですか？

はい。

誕生日って△月△日ですか？

はい。

そしていくつか質問が続く
最後に聞かれた


名前は・・・ユイ、ですか？



はい。

びっくりして顔を見つめる