パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第53章 ユイの秘密(シウSide)

シウｓｉｄｅ

ユアさんが手をぎゅっと握った


その女性。
きっと私の姉です。

見てください。
同じところにほくろがありませんでしたか？

腕をめくられて見せられる
確かに同じところにほくろがあった


でも、お姉さんって・・・
ユイさんは弟しかいないって。

ユアさんを見つめた


弟がいるんですか？
知らなかった・・・

きっと、姉は誰にも言ってないんですね。


写真を出される
可愛い女の子が二人写っている

私と姉です。
双子なんですよ。


双子・・・

写真をよく見ると面影がある


その後ユアさんに詳しく話を聞いた



小学生の時にユイさんは
お父さんの知り合いで子供のいない家庭に養子に行き
妹であるユアさんは青島に行ったことしか知らされなかったこと
会いたくて探したが見つからなかったこと

両親はそれ以上何も教えてくれなくて
弟がいるのも今の今まで知らなかったらしい


姉は今、韓国にいるんですか？

聞かれて答えた

今韓国にいます。
その弟が××のファンで。
それで僕も知ってるんです。


義理の弟が、××のファン・・・

呟くように言う

携帯の画像を見せた

昨日送ってくれたユイさんの写真です。
さすが双子ですよね。
よく似てる。

にっこり笑う
しばらく写真を見ていたユアさんが
潤んだ目で言った

この画像。
送ってもらえますか？
お姉ちゃんに会いたいな・・・

快く引き受け
送信する


ユイさんが大好きなんですね。


大好きです。
産まれた時間は少ししか違わないのに
優しくて思いやりがあって。
きっと、ファンくんもお姉ちゃんが好きなんじゃないのかなぁ。

画像を見て嬉しそうに笑う