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第66章 したいこと

遅刻ですよ。



待ち合わせ場所に着いてシウの車に乗り込んだら


最初に言われた



ごめんね、クッキー焼いてて…


お待たせしました。



にっこり笑った


ジョンが帰った後急いでクッキーを焼いていて


遅れてしまったんだった




僕へのクッキー？




見つめられる




そうだよ。


本当はケーキにしたかったんだけど時間なくて。




今食べたい。



嬉しそうな笑顔になり


手を握られる




ダメよ、バースデークッキーだから。


12時過ぎたらね。




残念そうなシウ



じゃ行きますか。


と車を走らせる




ね、して欲しいことってなに？


…えっちなこと？



気になって聞いてみる




うーん。


まぁそんな感じ。


でも痛いとかじゃないし安心してo(^-^)o




そうなの？



いつも以上にニコニコしているシウ


気になる…





今夜フレンチ予約したんだけど


それで良かった？


ユイさん、イタリアン好きだったよね？




ホテルにクルマを停めホテルスタッフに任せると


さりげなくエスコートしながら聞かれる



うん。


でもシウくんの誕生日なのにいいの？


私がなにかしてあげたいのに。




見つめると気にしないで、とにっこり笑った