パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第67章 大事な人のために

シウの誕生日が終わってから
ずっと考えていたことがあった

近いうちにファンの誕生日があり
その後すぐにジョンの誕生日がある

ジョンの誕生日までには
決着をつけようと思っていた


シウとは付き合えない。
今からもこれからも。

ジョンやファンと比較したとき
どうしても二人よりは大事に思えなかった
すごくお世話になったし
感謝もしているし
シウのことは好きだけど
どう考えても
恋愛感情と言うよりは
友達や回りの人に対する
親愛の類で
それ以上のものではなかった



お姉ちゃん、何考えてるの？

ぼーっとしている私にファンが声をかけた

せっかく美味しいドーナツ買ってきたのに。
食べないの？

ひさしぶりのオフにファンが
話題の美味しいドーナツを買ってきてくれたんだった

ごめんごめん。
ちょっと考えごと。
これ、美味しいね。
私、ドーナツは作ったことないもんね。

にっこり笑う

お姉ちゃん☆

ファンが甘えた声を出す


何？おねだり？

何かお願い事がある時ファンは甘えた声を出す


おねだりっていうかあのね
お姉ちゃんのスフレ、食べたいな。
新しいオーブン買ったから作れるよっていってたでしょ？
材料ないなら、僕買ってくるから・・・

手を握ってくる


かわいくてにっこり笑った

そう言うんじゃないかと思って準備してあるよ。
後で焼いてあげる。


やったー！！！

ファンがはしゃいでベッドに飛び込んだ

（可愛い（*^_^*）



その後スフレを焼き
にこにこ美味しそうに食べるファンに聞いた

今日、ジョンくんの仕事何時くらいに終わるか分かる？


なんでそんなこと聞くの？
会いたいの？

ちょっと不機嫌になるファン


会いたいっていうか、
ファンとジョンくんにね
話したいことがあるの。


話したいこと？
一緒にきいた方がいいの？
別々じゃダメなの？

首を傾げる


うーん。
ダメじゃないけど
一緒がいいかなって
せっかくだから今日話せたらなって思ったんだけど。

見つめると携帯を指さされた

お姉ちゃんが聞いてみたら？
今日会いたいって言うと
きっと仕事早く終わらせてくるよ。


そう言われ連絡をすると
ファンが一緒なのは残念だけど
早く終わらせて家に行きます
とすぐに返事が来た