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フライングバタフライ
第6章 ゴンドウの確信(性描写有)
「ほう、またまたのお越しですな。」

街はずれの豪邸にある権藤組。
そこの事務所にユミは単独で訪れていた。

中央に豪華な机があり、その奥の豪華な椅子にゴンドウが威丈高に腰掛けている。
周りには組の若い衆、サメジマや頭に包帯を巻いたカンザキの姿もある。

「まさか、そちらからお出ましとは。こちらから伺ってビジネスの話をしようと思っていたんですよ。」

本心を知りながら、わざとらしい敬語を使い、ゴンドウはユミを焦らした。

「そんなことどうでもいいの・・・、あの薬を・・・。」
すでにユミの顔は紅潮している。

「セクサ、ですかな?」

「なんでもいいから・・・、お願い。」

それについてはサメジマが答えた。

「失礼ですが、あの薬は高価なんですよ?あなたには初回、二回目とサービスしましたが、今回からは・・・」

「わかってるわよ!」

ユミはサメジマの言葉を遮り叫んだ。

「もう・・・我慢できないの・・・、私の・・・私の体ならいくらでも差し出すから!」

ゴンドウはニヤリと笑った。
返事のないことにユミはさらに焦れる。

「わかってるんでしょ・・・私の体・・・。あなたのモノが欲しくて仕方ないの・・・。」



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