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2 人 に 堕 ち て 。
第29章 番 外 編 1 year later #2
「…ごめん」
そう一言、落とした先輩。
ああ、これで、おわり、か。
そう思ったとき、足元に写ったのは、
先輩のタオルと近づく足。
「濡れるけど、ごめん。…ごめん。」
もう一言謝って。
わたしを抱きしめた。
わたしのジャージが、水分を含んでいく。
カラダに伝わるのは、熱だった。
「、っ!はなして、ください!!…っやだ。先輩!!」
これ以上、近くにいたら、壊れてしまう。
それでも、暴れれば暴れるほど、
先輩はキツくわたしを抱きしめた。
まるで、あの日のように。