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2 人 に 堕 ち て 。
第29章 番 外 編 1 year later #2
もう、限界だよ、先輩。
「そばにいてくれたのが千佳だったから。俺は立ち直れたんだ。…でも、もう大丈夫だから。さっき茉麻と話して、大丈夫だって確信した。もう、傷つけないから。…終わりにするなんて、言わないでくれ。千佳が、すきだから。」
すきが溢れて、止まらないよ。
「せんぱい、っ、佳孝先輩。…わたし、先輩の1番になれますか?」
「…ああ。千佳が1番で、唯一だ。」
はっきりとそう言った
先輩の胸に、飛び込んだ。
「っ、すきです、すきですっすきです!そばにいてください、離れたくないですっ」
想いをぶつけた。