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第29章 番 外 編 1 year later #2

「…俺も、すごく好きだ。っ、ありがとう」




小さくそう言った先輩は、
タオルでわたしの腹部を拭った。



そういえば、ナカに出さなかったんだ…
と、思いながら見つめると。

「…大切に、したいから。」

また、小さく返してくれた。
そう思ってくれることが嬉しくて。

溢れそうになる涙は、
笑顔に変えて隠した。









それからふたりで更衣室のシャワーを浴びた。

1つのシャワーを分け合うように
寄り添って洗った。