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みすぷれいす
第3章 お泊り
「先輩のお家…ドキドキしちゃいます」

夕方、帰宅中、俺の恋人の恵美が呟く
それもそのはず今日は初めてのお泊りなのだ
恵美の両親は単身赴任や夜勤、兄弟は社会人ということで誰もいず
一方、俺の両親はというと明日まで有給をとり旅行である。そうラブラブなのだ、深夜に二人でホテルに行ってたくらいだ。兄弟も寮でいなく恵美と付き合っていなければ独りだった。

「着いた、ここが俺ん家」

「ここが…」

ドアを開けただいまと言い放つ誰もいないが習慣なのだ

「お邪魔します…」

「えっーと、それじゃあ夕飯の用意だな」

帰宅途中買っておいた食材を袋から取り出す

「私も手伝いますよ」
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