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議員秘書のイケない日常
第1章 先生との馴れ初め
もっと高瀬さんに会いたい…。
もっと彼のことを知りたい…。

正妻でも、独身時代の彼女でもない私が、高瀬さんのプライベートをすべて独占したいという想いが強くなる。
其処は、独身の相手と付き合うそれと何ら変わらないのだと知った。

「もっと会いたいなぁ。」
「寂しいなあ」
議会に、飲み会に忙しい高瀬さんに、言ってはいけない言葉をぶつけてしまう。

高瀬さんは、大好きな笑顔で、無言で聞いてくれるだけだ。
そして、左に座る私の手をそっと握りしめてくれる。

息子達は独立したとはいえ、奥さんがいるのだから、全く家にいないわけにいかないだろう。

「どこいきたい?
今日は、香奈子の好きなところへいこうよ。」
一緒にいられることがわかっている日に、そう聞いてくれる優しさも、堪らなくすきだった。
年上既婚男性の魅力にどっぷり浸かっている。
此処から抜け出すのは容易ではないだろう。
わかっていても、辞められなかった。
私が、辞められる性分なら、離婚したり紆余曲折をへて、今高瀬さんの隣にいることはなかった。

「高瀬さん…。
大好き。」
セックスのときに、普段から溜め込んでいる愛情をおもいっきり注ぐ。

彼の目的は私の体だけではない。
本当の意味での援助交際だ。

だから、若し体の関係がなくなっても、彼は私と会って食事をしてくれるだけでも、お手当てが減った関係を続けてくれるだろう。

「愛してる…。」
言ったらいけない、我慢していた言葉を今日はぶつけてしまった。

高瀬さんは、私の股に埋めていた頭の動きを止めることなく、クンニヲ続けてくれる。

硬直されなくて良かった…。



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