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目が覚めたら。
第5章 変態王子が暴走しました。

 イッちゃう、イッちゃう!!

 皆が見ているところでイッちゃうっ!!


 
 ちかちかと、果てを知らせる白い光が点滅している。



 だ……め、もうあたし駄目――っ!!


 あああ、もう――っ!!



「ふぅぅ……――っ、――っ!!」



 あたしは机に唇を押しつけながら、びくびく体を震わせて……激しくイッてしまったのだった。



「ふふふ、1回目」


 マイペースを貫き通すナツの嬉しそうな声に反し、不埒で非常識な犯人捜しをしている周囲など、お構いなく。


「ねぇ? イッてる時って、凄く敏感になっているんだよ? ……コ・コ」


 ナツは、びくびくとしているあたしの蜜壷に、容赦なく……ずんと指を深く突き入れ、くいくいと曲げた指を動かした。



「――っ!? ――っ、――……っ!!!!!」



 完全不意打ち。

 それだけであたしは、びくんびくんと体を揺らして再び絶頂を迎えてしまった。



「ふふふ、2回目……もーらいっ。……あ、やばい。探し始めたようだ、あの教授」



 コツ、コツ、コツ。


 足音が聞こえる。


 先生がこちらに来ている音……?



 ………。

 なんだって――っ!!?

 
 もう駄目だ。色々とあたし、もう駄目だ。


 そんな時、机の下からナツがするりと席に戻ってきて、突っ伏したままのあたしの背中をさする。


 さすられただけでびくびくするあたしの体。

 ナツが机の下であたしの手を触る。


 どうする、どうする、どうする!?

 なにかここから逃れるいい方法はないの!?


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