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目が覚めたら。
第3章 変態王子様は×××でした。
「しーちゃんの余裕が、恨めしいけど……。さすがに二回抜けば……」

「抜く……?」


 するとナツはぽっと顔を赤く染めた。

 腹筋が割れ均整の取れた肉体はどこまでも男だというのに、その恥じらいは、あたしに勝る乙女だ。


「うん、スイーツバイキングから僕先に出たでしょう? そこで先に会計している間、トイレに駆け込み一回。フロントまで階段猛ダッシュで駆け上がり、この部屋予約している間に、さらに一回」


 ……あたしは10分しか待っていなかったはずだが……。

 まあ、確かにウルトラマンとの友情は育めない。


「ふぅん。……なんで早いの、ナツは。いつもそんなに早い子なの?」


 その時、多分あたしの目は光ったと思う。

 ナツが怯え、戸惑うほどには、妖しく――。


「いつもはそうでもない。勃たないこともあるし。だけど……しーちゃんだと思えば」


 躙り寄るあたし。腰を引き気味のナツ。

 それでもナツのズボンの膨らみは衰えることなく。


「あたしだと思えば?」


 あたしの手は、ナツのズボンのチャックにかかる。


「しーちゃ……っ」

「あたしだけ、イク顔見られたのなんて、不公平だよね?」


 トランクス越し、張り詰めたものを撫でれば、ナツはびくんと反応した。

 涙目がすごく可愛い。


「しーちゃん、あんまり刺激をしないで……」

「なんで……?」


 ナツのモノを取り出せば、それは王子の気品を損なうくらいに猛々しく反り返っている。まるで異質――。


「あんまり、見ないで。しーちゃんに見られただけで……」

「ふふふ、それなのに……これであたしをどうしようとしてたの?」


 ゆっくりゆっくり、ナツの頬のようにピンクに染まった陰茎を上下に扱くと、ナツは甘い声を上げてぴくりと体を震わせた。


 ああ、可愛いこの子。

 こんなに色っぽく、困った顔をするんだ?


「しーちゃ……だから刺激しないで」

「ふふふ、ナツ。可愛いよ? びくびくいってる」 


 あたしの中で、すべてのスイッチが入り……どこかから、扉が開いた音がする。



 なんだろうこの高揚感。

 どこかでなにかが高笑いしている声がする。



 ああ、多分あれは――。



「おいしそう……。お口でちょうだい、ナツの……栄養」



 もうひとりのあたし。

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