この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第9章 変態王子様の奮闘
 


「しーちゃんも……欲しいんでしょう? ん……?」


 微笑みながら、あたしの貌にかかる髪を両手で掻き上げ、悩ましい吐息を零す唇で、あたしの耳をなぶるナツ。


 とん、とん……。


 ナツの動きが秘部を叩きつけるようなものに変わる。

 入りたいと、訴えている。

 挿入されたいでしょうと、誘惑してくる。


「だけど……今は我慢。興奮してたまらないけど……我慢。合宿で……頑張るって決めたから。だから……ハードな内容にして貰ったから……」


 どんな内容の合宿かはわからないけれど、ナツはひとりごちるように苦しげに呟く。そうした理性の傍ら、ナツの腰は動き続けている。



「だけど……しーちゃんを我慢させたくない。しーちゃんの可愛くイク顔を僕に見せて? ……今だけ、それで満足させて? 僕ので……イクような錯覚をさせて?」


 ごそごそとナツが動き……、そしてナツはあたしの首筋に舌を這わせながら、片手であたしの太腿をなで上げた。

 ぞわりとして、思わず甘ったるい声が出てしまい、今さらながら恥ずかしくなる。


「しーちゃん、可愛い。その顔……僕だけが独占したいよ……」


 泣き出しそうな声がしたかと思うと、あたしのショーツの横から、ナツの指が入ってきて、あたしの体は跳ねた。


「ごめんね、しーちゃん。キスに夢中になりすぎて……時間がなくなっちゃったんだ。今夜、たっぷり僕の舌と指と……僕のモノで、しーちゃんがもういらないと泣き叫んでも愛すから……、だから今は……、僕のモノで繋がっていると勘違いして……?」


 そして――。


「ん――っ!? なに……なにか……っ!!」

「大丈夫。これ……『コダマクン』っていう……試作品なんだって。僕みたいに、挿入したいのにできない男性が、愛しい女性を愛すためのアイテムなんだよ……?」


 あたしの膣の中に入れられる"異物"。


「『イカサズコロサズ』みたいな大きさではないから、そこまでの圧迫感はないでしょう?」


 ナツが妖しげな笑みを湛えた。


 ああ、クソモモ……!!

 ナツになにを渡した!!


/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ