この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第9章 変態王子様の奮闘

「ふふふ……。だったら僕の指、こうやって曲げて止めておくから、しーちゃん好きな方にあてて?」


 ふわふわさせるから。

 ナツが妖しくあたしを責めるから――。


 あたしの腰は動き出してしまうんだ。


 満員列車の中。

 こんな人混みの中。


 声を押し殺しながらも、ナツの指先が……あたしの秘部にあたるように。
 

「ふふふ、そっちなんだ、しーちゃん。わかったよ? 可愛いしーちゃんが望んでいるんだからね。だったら僕は……」


 ナツはあたしの耳をかぷりと口に含んで言う。


「しーちゃんに尽くすよ?」


 いつの間にか、ナツのおイタは……あたしの要望から発した献身となっている。それを理由に、ナツは実に嬉しそうに、懸命にあたしに奉仕し始める。

「しーちゃん……興奮してるの? すごいえっちな音してる。こんなに溢れさせたら、周りに気づかれちゃうよ?」

「あぅっ、ふっ……言わないで、言わないで、ふ、う……っん」

「腰が動いているよ? 僕……さすがにこんな中でするの、躊躇して遠慮してたんだけれど……、しーちゃんはそうじゃなかったんだね。だったら気兼ねなく……」

「遠慮なんて……してないくせ……にっ」

「ん? もっとって? ふふふ、いいよ、こう?」
 

 ナツはただの抜き差しだけではなく、指をくいくいと曲げたり捻るように変化球をつけてきた。


「は、うっ……はっ、はっ……ナツ、駄目、その指の動き駄目っ!」

「嫌なら、後ろにしちゃうけど?」


 時折意地悪なことを言いながら、自分のペースに引きずり込もうとするナツ。怒れない、拒めない。そんな気配を見せた途端に、ナツは容赦なく責めてくる。そしてそれを、"あたしの望んだこと"に仕立てるのだ。
/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ