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可愛いヒモの育て方。
第5章 熱
「ふ……う、友梨香さん……っ」
せわしなく、彼の肩が何度も上下する。我慢汁がにじみ出てきていた。私はその汁を先っぽになすりつけるようにして、そっと尿道に爪を立てた。
彼の体が大きく震える。私の胸に顔を伏せ、呻くような声を洩らした。
その瞬間、麻人のがピクピクと震え、白濁が溢れる。
麻人は私の胸元に顔を伏せた体勢のまま、ぐったりしていた。熱い息だけ弾ませたまま、何も言わない。
「どうにかイケたね。満足できた? ……てか、大丈夫?」
「……はい」
そう小さく答えたきり、反応がない。私の体を抱きしめたまま離れてもくれなくて、私は彼にそっと呼びかけた。
「ねえ麻人、大丈夫? 麻人?」
顔を覗きこむと、なんと眠っていた。疲弊した顔と、穏やかな寝息が聞こえる。
「え、ちょっと……っ」
病人なんだし寝てくれるのは大いに結構だけど、がっつりホールドされたままなのは困る。私まで、ベッドから出られなくなる。
「麻人?」
その上、何も身につけてない状態の胸元に彼の息がかかってくすぐったかった。だけど無理やり引き剥がして起こすのも気が引ける。どうしたものか。