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可愛いヒモの育て方。
第5章 熱
「あと友梨香さんの感じてる顔も。前の手錠の時も、騎乗位で俺の上に乗りながら、自分がイカないように必死に我慢してる姿とか、ヤバかった」
「……してない、我慢なんて」
口では否定しながらも、内心かなり動揺していた。確かにあの時は、慣れない体位と変わったプレイに興奮し、感じないよう必死だったけども。
それがバレていたとは。
「あれ、やっぱり自覚ないんすか? 今度ムービーでも撮ります? 俺の携帯で。そしたら、それで抜ける」
「…………やだ」
麻人がイタズラっぽく笑う。からかわれてるとわかっても、私の反応をわざわざ口に出されるのは恥ずかしかった。それに知らなかった。麻人の声や表情で私が興奮してる姿を、逆に視姦されていたなんて。
「悪趣味」
「だからー、友梨香さんにだけはそれ言われたくない。マジで」
麻人はべーと舌を出す。私は麻人の頭を、再び枕で叩いた。今度は結構強めに。
「もう、痛いって!」
枕を私から奪い、ベッドの反対側に放り投げながらも、麻人は楽しそうに笑っていた。
「そんなわけなんで、別に友梨香さんに満足させてもらわなくても大丈夫ですよ。今まで通り、やりたいようにどうぞ」