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可愛いヒモの育て方。
第1章 拘束プレイ
興奮気味にそう伝えて、すぐさまベッド脇の透明なケースの中身を漁る。
「また媚薬みたいな変な薬を使う気じゃないっすよね? 俺やですよ」
「違う違う。あれ、どこにしまったっけ……。あ、あった!」
二段目の奥から、ようやく目的のものを見つけた。それは、青いファーのついた手錠だ。
「……ほんと、どんだけそういうアイテム持ってんすか。ガチで引くわー」
「これは前、ゲーセンのクレーンゲームにあったから、友達とふざけ半分でやったらたまたま取れただけ。おもちゃだよおもちゃ! ほら見て超ちゃっちい」
「そういう問題じゃない」
不信な目を私に向けつつも、手錠を手に取り観察する麻人。
「これならファーもついてるし、手首を傷めたりしなそうだなって思って」
「はあ、まあ」
「嵌めてあげるから手、出して」
「え、俺が嵌められる方!? 友梨香さんが手錠かけられる方じゃないんすか?」
目をまん丸にして、きょとんとした顔で麻人が叫ぶ。私は首を振った。
「何言ってんの? 赤い痕が残っちゃった場所に手錠なんかして、かぶれたらどうすんの? 私はもうしないよ」