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可愛いヒモの育て方。
第7章 露天風呂へ
私は足からそっと、湯に入った。肩まで浸かり、ふぅ、と息をつく。ヤバい、気持ちいい。冷えた体に、湯の熱さが染みる。
ふと顔を上げると、麻人は湯船の前に立っていた。
「麻人、入んないの? 熱いの苦手?」
「大丈夫です、多分」
麻人も足からそっと、湯船の中に入った。男のくせに、私より白い肌をしてるから、浸かった場所からすぐに赤くなる。
「顔まで真っ赤じゃん」
「友梨香さんだって」
「そう?」
麻人の顔を覗きこむと、ふいに麻人が私から視線をそらした。
「何? 照れてんの?」
「まさか」
「普段生意気なんだから、たまには可愛いとこ見せなよ」
「……っ」
何か言おうと開きかけた口を、私の唇で塞ぐ。そのまま濃厚なキスを楽しんだ。唇を舌先でなぞり、舌を絡め合う。麻人の吐息を飲み込んで、私も熱い息を吐き出した。
欲しいだけ唇をむさぼり、麻人の唇から離れる。
「……のぼせちゃいますよ?」
麻人の小さな抗議は、聞こえないフリをする。
再び唇を合わせ、麻人の首筋にその唇を移動させていった。手ではピンク色の乳首をもてあそぶ。