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第7章 露天風呂へ

　麻人の口調には、揶揄するような響きがあった。私はついムキになって首を振る。

「そんなことない」

　麻人は構わず秘部に指を入れ、ぐりぐりとかき混ぜてきた。痛くはない。相変わらず丁寧で、優しい愛撫だった。

「は……、ああっ」

　たまらず麻人の指を締めつけ、麻人の肩に頭を押しつける。

「顔伏せないで」

　そう言われて顔を上げる。同時に指で奥を突かれ、体が弾んだ。無意識に麻人の指をきつく締めつけてしまう。

「ゴム……持ってくれば良かった。今の友梨香さんの中、すげー気持ちよさそう」

　麻人がかすれた声でそんなふうに言う。薄く目を開き、見つめてくる視線はいやらしくて、またぞくりとした。
　自分のを触って高めている麻人を間近で見ていると、指じゃなくて麻人のを入れられてるみたいな気がしてくる。

「あ……ああっ」

　そう感じた瞬間ダメだった。絶頂の波がいっきに押し寄せてくる。

「ああ……っ、や、イク……！」
「……ダメです」

　だけどその瞬間、麻人は指を抜いてしまう。

「なん……で」
「俺より先にイクなんて許さない」