この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第9章 夢

 だけど、最近私のアパートに置いていった麻人の私物が、徐々に増えてるような気がする。それはちょっとやめてほしい。

「なんで家がやなんだろう」
「知らないよ。あいつなんにも言わないもん」

 私は目を閉じた。
 今日店で麻人に電話した時も、少し変だったような気がする。何かを隠しているような。本当は、店に来た電話の相手の女性はストーカー客でもなんでもなく、麻人の知り合いじゃなかったのか。だからこそ、次にまた電話が来たら教えてくれと言ったんじゃなかったのか。
 だとしたら、思い当たる人物は、私の中で一人きりだった。
 でも、これもただの推測にすぎない。

「別にいいんだよ。そんなんどーだって」

 私はどこか自嘲気味につぶやいた。

「麻人が家に帰りたくないとしても、別の理由で私の家に来るんだとしても、正直どうでもいい。私には関係ないし。あっちが話してくるなら聞くけど、そうじゃないなら、今までみたいに普通に家に来ればいいよ。もう未成年じゃないんだし、わざわざ問いただして帰す必要もないし」
「本当に、それだけ? あの子が友梨香の家に来る理由」
/530ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ