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可愛いヒモの育て方。
第10章 目隠し
まだそうやって、軽口を叩く余裕があるのか。
私は自分の秘部を、指で軽く触った。充分濡れている。これなら、すぐに入る。
硬度を取り戻した麻人のにゴムを装着し、麻人の上に跨がって、ゆっくりと腰を落とした。
「はあ……っ」
待ち望んだ刺激。入り口を麻人のに割られるだけで、全身を甘い痺れが駆けめぐる。
唇を噛み、どうにか奥まで挿入させた。
「は……、は……」
まだ入れただけなのに、息が上がる。
麻人もシーツに爪を立て、快感の波をやり過ごしていた。
「友梨香さんは、一人でしました?」
「……してない」
ふいに聞かれ、声が上擦らないよう、必死になって答える。
「一度も?」
「うん」
うっすらと、麻人が笑った。下から私の顔を覗きこむように見て、言う。
「じゃあ今、すごく気持ちいいんじゃないですか? 動く余裕ないでしょ?」
「え? あ……やっ」
麻人は両手をついて、上体を起こした。いわゆる対面座位の格好になる。
「まだ待っ……」
今動かれたら、私がヤバい。二週間してなくて、麻人に煽られた体は、すぐに火がついてしまう。馴染むまで待ってほしかった。